いま、日本は「地方創生ブーム」です。

 

国全体では人口減少の局面に突入しながら、首都圏への人口流入はとまらず、東京とそれ以外の地方との格差はますます拡がるばかり。

地方がもっと元気になることで、若い人たちがそこで暮らし、働いていきやすい環境づくりを行おう、という目標のもとに多額の交付金、さまざまな特区指定、人材の支援制度やシステムの開発が行われています。

各地でさまざまなイベントが開かれ、地方の特産物の再発掘とPR、面白い映像を制作して地元の良さをアピールしたり、様々なメリットを強調したふるさと納税も進められています。

 

でも、こんなことって、いつまでも続けられるのでしょうか?

 

イベントで集まった人たちは、そこに住んでくれるわけではありませんし、地域の珍しい食べ物や、職人さんの作った工芸品などはいまや巷に溢れかえっていて、とても激しい競争を強いられています。

いま行われている地方創生の取り組みがこれから先も効果を発揮し続け、結果的に地方の活性化に繋がる未来というのは、ちょっと想像しにくいのでは?

と、私たちは思うのです。

私たちが取り組もうとしているのは、持続的な地域の活性化です。

 

キャラクター開発やイベント、特産物開発などによる瞬間的な話題化だけに頼らず、自分たちの地域の活動や取り組みがきちんとマネタイズされ、その収益が地域に還元される持続的な「仕組み」をつくることを第一段階の目的とし、その仕組みを継続して育てていくことで、その地域のオリジナルの「価値」が生まれていくことを第二段階の目的と考えています。

その「価値」が、その場所でしか体験できないことや、その場所でこそ実現できるライフスタイルであることによって、地域住民に地域への誇り「シビックプライド」が醸成されていきます。これを地方創生の第三段階として考えています。

 

この第三段階に到達することで、ようやく持続的な地域活性化の端緒につくと言えます。

インターネットの普及が加速させたグローバル化により、地域と世界との距離は、以前からは考えられないくらい近くなりました。

そして、これも以前からは考えられない数値ですが、いま日本には年間2,000万人もの外国人観光客が訪れています。

その多くの方の目的が、高品質で低価格な日本製品を大量に購入する買い物を目的とした観光でしたが、今やそのピークも超え、外国人観光客の来日目的は「モノ」から「コト(体験型の価値)」へシフトしてきていると言われています。

 

これからは、「日本」というフィルターを通さずとも、日本の各地域が持つ価値を武器に、直接世界にアピールすることも積極的に行うべきだと考えています。

 

地域と世界が直接結びつく価値の創造を行う。

そんな想いを込め、私たちの財団に「FLAG(For Local And Global)」という通称をつけることにしました。

旗がそのカタチを美しく見せるには、強い風を受けとめることが必要です。私たちの思いを実現するにはたくさんのハードルを越えていかなければならないという覚悟もあります。でも、その先にはきっと、持続的で本当に豊かな暮らしが待っているはずだと、私たちは信じています。

名称:

通称:

代表者:

所在地:

電話:

設立:

基本財産:

職員数:

事業内容:

 

 

一般財団法人 地域から世界を考える会議

F.L.A.G(For Local And Global)

武田年弘

兵庫県西宮市深谷町10-17

0798-73-4417

2016年4月1日

3,000,000円

10人

地域活性化のための施設開発・運営

地域商品の発掘とプロモーション・販売

各種イベントの企画・運営

クラシックカーイベント事業

など